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独立行政法人 国立病院機構 嬉野医療センター、ペーパーレス化によるコスト削減とセキュリティ強化

医療の現場に求められるモバイル情報インフラを目指して

佐賀県南西部の地域中核病院である嬉野医療センターは、医療の現場を支えるモバイル情報インフラを模索していた。そうした中、優れた操作性と情報統制機能を備えるインフォテリアのHandbookと出会い、まずは会議のペーパーレス化によりコスト削減とセキュリティ強化を実現し、次第にプレゼンや説明会での活用へとタブレット活用の幅を広げていった。今後は患者への臨床説明など、さらに医療現場を支える情報インフラとしての活用の幅が広がっていくだろう。

Point

  • 会議のペーパーレス化によりコスト削減とセキュリティ強化を実現
  • プレゼンテーションから学生への説明会へと活用シーンが拡大
  • 医療の現場をタブレットで支えるモバイル情報インフラへ
佐賀県南西部の中核病院 嬉野医療センター 佐賀県南西部の中核病院 嬉野医療センター

導入の背景となる佐賀県の取り組み

 独立行政法人 国立病院機構 嬉野医療センターは、常に先進的な取り組みを行う佐賀県南西部の急性期型地域中核病院だ。
同センターのHandbook導入の背景には、佐賀県の取り組みが見逃せない。
実は佐賀県では、救急搬送時における受け入れ病院確保のために「どの病院が受け入れ可能か」「どの病院に搬送が集中しているか」といった情報を病院と救急車の救急隊とでリアルタイムに共有することができるシステムが導入されており、全ての救急車に情報閲覧端末としてiPadが配備されているのだ。
同センターによるHandbook導入の背景にこうした情報共有基盤があることは重要なポイントだ。こうした有用性の実感の下、iPadを業務活用できないかと模索していたところ、Handbookに出会ったのだ。

優れた情報統制機能とシンプルな操作性が決め手

 「直観的にこれは使える!と思いました。」そう語るのは、嬉野医療センター前院長(現名誉院長)の古賀満明氏だ。同氏は富士通エフ・オー・エム福岡営業所で開催していた医療関連セミナーでHandbookのデモンストレーションを見て、その優れた操作性にタブレット活用の可能性を見出したという。
医療情報管理専門職の浦川博樹氏が注目したのは情報統制機能だ。Handbookでは会議資料(PDF)はもちろん、動画や様々なファイルなどのデータを一元管理し、必要に応じて配信したり一斉削除したりできる。更に閲覧期限も設定でき、ダウンロードした資料も期限が過ぎると自動で削除される。
同センターでは、各種会議において発生する印刷作業とそのコストについて課題意識があり、会議後の紙資料の管理も情報セキュリティの面からさらに徹底したいと考えていた。そのニーズにHandbookが合致したのだ。
「紙の配布では決して実現できない運用がHandbookでは効率的に実現でき、しかもシンプルな操作性であるところが導入の決め手になりました。」と古賀氏は語る。

会議やプレゼン、説明会にも

 導入直後には、古賀氏と浦川氏、さらに医師である前医療情報管理室長 副島氏の3名で試験運用を兼ねた小規模なペーパーレス会議を実施し、徐々に活用の場を広げたという。 

ステップ 1:
IT会議[1回/月]古賀氏をリーダーとするIT会議メンバー(医療情報管理室長、医療情報管理専門職、経営企画室長、診療情報管理士)
ステップ 2:
経営会議[1回/週]幹部職員メンバーにて運用
ステップ 3:
肝臓カンファレンス[1回/月]医師グループにて学会発表のプレゼンテーションで利用

 最近では、職員向けの利用だけではなく、来客時のプレゼンテーションで活用したり、就職ガイダンスにおいて学生への説明用に利用するなど、活用シーンが拡大している。

紙資料を使わず、iPadでペーパーレス会議
紙資料を使わず、iPadでペーパーレス会議

セキュリティ強化と会議準備の効率化を実現

 Handbook導入により、セキュリティ強化や印刷コスト低減が実現された。
その他に、思わぬ副次効果も得られている。紙資料を使った会議の時は、開始直前まで会議資料が提出されなかったり、会議直前に印刷・配布をしていたため、開始時間が遅れるケースもしばしばだった。ところがHandbookでの運用ではセキュリティの面から、データ管理・配信者を限定したため、会議前日の16時までにデータ提出というルールが浸透し、時間厳守されるようになった。もちろん、急な資料変更があった場合でもHandbookでは瞬時に対応できるため、問題なく運用できているとのことだ。

情報を登録・配信する「Handbook Studio」の管理画面。クラウド環境での利用であるため、パソコンにはブラウザがあればOK
情報を登録・配信する「Handbook Studio」の管理画面。クラウド環境での利用であるため、パソコンには
ブラウザがあればOK。

今後は患者への臨床説明、看護学校での受験対策に

 今後の取り組みとしては、患者への指導や説明用としての運用を検討しているほか、附属看護学校では試験・クイズ、アンケート機能を用い国家試験の受験対策に利用する計画もある。医療現場における情報インフラとしてHandbookの活用シーンが広がることで、情報共有のスピードと提供情報の分かりやすさが増加していくだろう。

本事例紹介のPDFダウンロードはこちらからどうぞ。

独立行政法人
国立病院機構 嬉野医療センター
名誉院長
古賀 満明 氏
(こが みちあき)
独立行政法人
国立病院機構 嬉野医療センター
医療情報管理専門職
浦川 博樹 氏
(うらかわ ひろき)
独立行政法人
国立病院機構
嬉野医療センター
本部所在地: 〒843-0393
佐賀県嬉野市嬉野町大字下宿丙2436
会社概要: 地域医療支援病院
がん診療連携拠点病院
病院機能評価Ver.6認定病院
赤ちゃんにやさしい病院
救命救急センターの設置
ヘリポートの建設
災害拠点病院としての指定など、当地域での医療に広く、深く対応することが出来る病院として成長している。
導入時期: 2012年3月
U R L: http://www.uresino.go.jp/
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