ビジネス向けタブレットと2014年ベストタブレット
タブレット市場は、ここ数年目覚しい発展を遂げ、今や日常生活に欠かせない、生活の一部となってきました。そして、ミーティングや顧客管理など、あらゆるシーンでビジネスをサポートするパワフルなツールとして活躍しています。
ところで、実際に利用するタブレットはどういうものがいいのでしょうか。
今回は海外ブログの2つの記事「Best Android and PC Business Tablets for 2013 – 2014」と「Best tablets 2014」から”2013年発売のビジネス向けタブレット”と”2014年のお勧めタブレット”を一部抜粋して紹介します。
photo credit: Houang Stephane via photopin cc
2013年発売のビジネス向けタブレット
海外で評価の高かったビジネス向けタブレットは、一般的なタブレットに比べ、セキュリティ面において、より堅牢に設計され、ビジネスのIT環境に適したモデルとなっています。
1. Asus Eee Pad Transformer Prime
Asus Eee Pad Transformer Primeは、クールな名前に負けないビジネスの場で有効な機能とパフォーマンスを持った、携帯性に優れたタブレットです。
10.1インチのディスプレイを備え、RAMは1GB、容量は32GB、64GBから選択できます。カメラは前面1.2MP、背面8.0MPのデュアルカメラを搭載しており、脱着可能なトラックパッド付きのモバイルキーボードも標準装備しています。
2. Toshiba Thrive
東芝Thriveは、その登場から目覚しいスピードで、タブレット市場の、特にビジネス利用においてリーダー的存在となりました。
10.1インチのディスプレイを備え、RAMは1GB、容量は8GB、16GB、32GBから選択できます。SD、SDHC、SDXCメディアへの対応や、USBポート、MiniUSBポート、HDMI、Bluetooth3.0の標準装備など、他メディアへの接続性の良さが伺えます。全面2.0MP、背面5.0MPのデュアルカメラを搭載しています。
また、タブレットケースにもなるUSBキーボードもオプションとして購入できます。
3. Motorola Xoom Tablet
携帯電話の会社として実績のあるMotorolaが、タブレット市場に参入しました。
10.1インのディスプレイを備え、RAMは1GB、容量は32GBで、microSDスロットを装備し、最大で32GBまでのmicroSDカードを利用でき、前面2.0MP、背面5.0MPのデュアルカメラを搭載しています。
残念なのは、タブレット、スマートフォンで一般的なmicroUSBポートからの充電ができず、専用の充電アダプターが必要となります。
4. Apple iPad 2
タブレットといえば、もちろんiPadです。9.7インチのディスプレイに、デュアルカメラ、1GHzのデュアルコア A5プロセッサーを搭載。容量は、16GB、32GB、64GBから選択できます。
拡張性に欠けるのが残念な点ですが、Adobe Flashのサポートがないことについては、今後の対応が期待されます。
2014年お勧めタブレット
最近では、タブレットをノートブックの置き換えにする人も増えてきています。同様に、画面の大きなスマートフォンとしての利用も見られるようになりました。さらに加熱するタブレット市場。日本未発売機種も含め、2014年注目の機種を紹介します。
Apple iPad 2014
2013年Appleは、iPad AirとiPad mini Retinaディスプレイの2機種を発売しました。
2機種とも64bit A7プロセッサー、前面1.2MP、背面5.0MPのデュアルカメラを搭載しており、容量は、iPad 2と同様に16GB、32GB、64GB、128GBから選択できます。
2014年は、大きくバージョンアップしたiPad miniの発売が11月頃に予想され、iPad Airのアップグレード版にも期待が寄せられており、iPhone 5Sに搭載された指紋認証機能が各種iPadに搭載される日も近いと思われます。さらに、バッテリー駆動時間の改善や13インチのiPadの登場にも注目です。
2. Google タブレット 2014
次世代Google Nexus7は、新しい画面、スーパーパワフルプロセッサーに加え、スリムなデザイン。高機能なのに200ポンド(約3万4千円)とお手頃価格です。
新Nexus10の発売が、2014年の早い時期になりそうです。バッテリーの向上など、多くのアップデートが予想されます。Tesco Hudlが119ポンド(2万円)で登場し、7インチタブレットマーケットに大きな衝撃を与えました。価格面でNexus7には厳しい競争になりそうですが、第3世代Nexus7の登場が期待されます。
3. Samsung タブレット 2014
Samsungタブレットは、市場で大きな広がりを見せました。その中でも、10.1インチ(2014Edition)の解像度2560×1600のタッチスクリーンは、完璧ともいえる仕上がりです。
2014年は、若干安っぽく見える外見の向上に力を入れて欲しいところですが、Samsungは、外観よりも画面のサイズ展開に力を入れていくようです。12.2インチのタブレットの登場も期待されます。
4. Amazon タブレット 2014
2013年、Amazonは革新的な機能を搭載したKindle Fire HDXタブレットを発売しました。HDXの所有者は、Amazonのテクニカルサポートチームとビデオチャットできます。タブレットの利用に不安がある人には、心強い機能となります。
5. Tesco タブレット 2014
Tescoが、格安タブレットHudlを発売しました。画面、プロセッサー、バッテリーの寿命など、値段のわりには、なかなか良い仕上がりになっています。2014年には、新Hudlの発売がすでに予定されています。このまま、7インチで留まるのか、10インチサイズに展開するかが見物です。
まとめ
7インチのお手頃サイズから、21インチのノートブックの置き換えになるサイズまで、タブレットは幅広くその市場を伸ばしています。今後さらに、タブレットのビジネスでの利用率が拡大されるなか、どの機種を選ぶかが重要なポイントになります。