Kindle Fire HDX性能の高さとアマゾン独自のアプリ配信でBYOD端末に最適!?
アマゾンのタブレット端末「Kndle Fire HDX」は、アップルのiPad Airに引けを取らない高性能機種。さらにその性能に加え、Kindle独自のアプリの制約を生かすことで、個人所有の端末を業務に用いるBYODも容易です。
Kndle Fire HDX は、ビジネス向けタブレットの有力候補となる潜在能力を秘めています。
iPad Airと肩を並べるKindle Fire HDXの性能の高さ
Kindle Fire HDXは、iPad Airと比較して、引けを取らない性能をもっています。以下に主なスペックの比較表を掲載します。
Kindle Fire HDX 8.9 | iPad Air | |
---|---|---|
CPU | Snapdragon 800 2.2GHz | A7 1.4GHz |
Core | 4 | 2 |
サイズ | 231 x 158 x 7.8mm | 240 x 169.5 x 7.5mm |
ディスプレイ | 8.9inch 2560 x 1600(339ppi) | 9.7inch 2048 x 1536(264ppi) |
バッテリー | 12時間 | 10時間 |
他のAndroidデバイスと異なるKindle独自のアプリ入手経路
他のメーカーが販売しているAndroidデバイスとは大きく異なり、Kindleはアマゾンのサイトからしかアプリを入手できません。つまり、アップルのApp Storeと同じようなしくみをとっているのです。
これは、個人ユーザーの視点で見ると、デメリットともなります。Kindleからは、Androidアプリの代表的な入手先であるGoogle Playにアクセスできないため、Google Playで配信されているアプリのうち、アマゾンに登録されていないものはインストールすることができません。そのため、Google Playで提供されている多種多彩なAndroidアプリを使えないのです。
このように、アプリの配信数が豊富なGoogle Playが使えないことは、個人利用であれば大きな制約となります。しかし、仕事目的にも使うタブレットであれば逆に安心な面となりえます。
Android端末で最も気がかりなのはセキュリティ問題です。悪意のあるアプリを誤ってダウンロードし、ウイルスの感染や情報の流出をさせてしまうと業務どころか会社の信用にも支障をきたします。アプリのダウンロードがアマゾンのみに限定されていれば、悪意のあるアプリを取り込む確率は低くなります。
アマゾンのサイトには、定番のAndroidアプリはおおむね登録されています。たとえば、日本語入力で有名なAndroid版ATOKも登録済みです。仕事で使いたいアプリの入手に不自由は殆どありません。
高性能なハードウェアとアプリの制約はBYOD端末に好都合
仕事で使うタブレット端末は、作業効率を考えると、ハードウェアの性能をおのずと意識します。そして、Android端末を使いたいと考えれば、セキュリティ対策も頭に浮かぶでしょう。
これら二つの条件を満たしてくれるAndroidタブレットがKindle Fire HDXです。前述したように、アマゾン独自の制約されたアプリの入手方法は、個人利用としては不便でも、BYODにとってはかえって好都合です。数あるAndroidタブレットの中でも、BYODを意識するのであればKindle Fire HDXは良い選択となるでしょう。
法人向けのAndroidタブレットとしても、Kindle Fire HDXは有力候補といえそうです。