「本気」を垣間見ることができた、Microsoft FEST2015 ~(東京開催)Day3:Technical Day参加レポート~
「革新とその先への共創 」をキャッチフレーズに2015年9月2日から4日まで、ザ・プリンスパークタワー東京において開催されたMicrosoft過去最大規模の自社イベント「FEST 2015」。3日間の開催日をそれぞれ、1日目:Partner Day、2日目:Business Day、3日目:Technical Dayと銘打ち、連日多くの来場者で賑わっていたようです。本記事では3日目:Technical Dayの様子をレポートしていきます。
技術系トークが飛び交った展示会場ではPepparの姿も
3日目実施のTechnical Dayはその名称通り、技術系セッションを中心に開催されたこともあってか、エンジニアやSIerの営業パーソンと思しき方が多いように見受けられました。Microsoftのパートナー企業の各社が展示ブースを構えるExpo会場内では、各ブースの説明担当者と来場者との間で熱の入った技術系トークが繰り広げられていたのは当日の来客層を象徴していたように思われました。
そんな展示会場内で一際目立ったのがソフトバンクとインテルのブース。特にソフトバンクのブースには大人気ロボットPepparも接客をするなど愛嬌のある趣向により多くの来場者で賑わいをみせていました。
また、セッションのフロア以外にも展示場内にセッション会場として「Cloud Stage」、「Windows Stage」の2つが設置されており、Windows StageではWindows 10に関する10分間のショートセッションが開催され、セキュリティなどの来場者が気になるポイントをテーマに、各スピーカーが限られた短い時間の中で端的に説明をおこなっていました。
予約受付開始発表直後のSurface Hub実機も会場にお目見え
同じく展示会場内には2015年9月2日から予約が開始されたSurface Hubの実機もお目見え。専用のミニセッションのブースと実際にデモ体験ができるスペースを構え、積極的なピーアールをおこなっていました。
大型のディスプレイのSurface HubとSurfaceの連動の様子をはじめ、搭載される各種機能についての説明はミニセッションブースの横を通りがかる来場者も思わず足を止めて見入っている姿が印象的でした。
筆者も実際にデモスペースにて実機に触らせてもらいましたが、タッチペンの反応や3Dのマップ表示などのスムーズさに周囲の人々も含め大きく盛り上がっていました。
Surface Hub担当の方に話を聞いたところによると、Surface HubはグラフィックボードにNVIDIAの高性能モデルQuadro K2200を搭載し、これら3D処理などのスムーズさを実現しているとのことでした。そのほかにもOfficeやWindows 10の新ブラウザMicrosoft Edgeを連携したデモなども非常にスムーズで新たなミーティングの在り方の可能性を感じることができました。
技術解説のセミナーを中心に新サービスのセッションに人気が集まる
セッションのプログラムはWindows 10周辺やAzureなどにおける技術系のポイントを解説するものが中心。その中でも特にWindows 10関連のセッションは人気があり入場制限がかかるほどの大盛況な様子でした。
中でもMicrosoft Edgeの解説をおこなうセッションでは、HTML5Expert等でウェブ開発者にもよく知られる春日井良隆氏が登壇。多数のウェブ開発者が参加する中、Internet Explorerのサポートポリシーの変更からはじまりEdgeリリースの背景、相互互換性や後方互換性の話、開発ツールのエンタプライズモード・ドキュメントモードの相違点など開発者として注意しておくべきポイントを端的に解説。また、巷でも言われているEdgeの特長とも言えるグラフィック関連の処理についてデモのゲームを実際に操作してみるなど、その軽快な動作を披露してくれました。
そして最後に、これまでのInternet Explorerを巡って生じてきた開発者の戸惑いを払拭すべく、今後のEdgeのWeb標準へのスタンスについても強い口調で語っていたのは今後のMicrosoftの強い決意を十二分に感じさせるものでした。
参考:【FEST2015 Day3】Microsoft Edge セッション資料
まとめ
今回参加したのは3日目のTechnical Dayのいくつかのセッションと展示会場内でのデモやレビュー等のみとなりましたが、それだけでもMicrosoftの方々の今回のイベントにかける熱意が強く伝わりました。それは過去の本サイトの記事でも取り上げた、Microsoftの「本気」の表れによるのかもしれません。
参考:「製品」から「サービス」へWindows10はマイクロソフト社の決意の表れ!?
東京での開催は今回のみとなりますが、今後も日本の各都市での開催が予定されているようですので、是非足を運んでみてはいかがでしょうか。
※各都市によって参加条件やセッション等の内容は異なるようなので詳しくはサイトをご確認ください。
タブレット活用ブログでは今後もこのようなモバイル活用やその周辺領域に関するイベントや展示会の参加レポートを積極的に取り上げていく予定です。会場に足を運べなかった際のキャッチアップとしてぜひお役立てください。
次回レポート予定イベント
- ワークスタイル変革Day 2015
- 日程:2015年9月15日(火) (受付開始9:10~)
- 会場:東京ソラシティカンファレンスセンター(東京 御茶ノ水)
- 主催:株式会社リックテレコム
- URL:http://www.ric.co.jp/expo/wsd2015/
おすすめ資料
タブレット企業導入を成功させる5つのポイント
- 600社※1を超えるタブレット向けサービス導入から導き出された
導入の「成功パターン」と「失敗パターン」とは?
2009年Handbook発売当初から見てきたタブレット成功例・失敗例を集約したお役立ち資料集です。タブレットの導入を成功させるために、是非ともご活用ください。