今やビジネスの必需品!モバイルバッテリーの最新動向

2020/03/23

現在は、ビジネスマンもスマホやタブレットを仕事で使うのは当たり前の時代になりました。それだけに、電源をいかに確保するかが非常に重要といえるでしょう。そのため、スマホと一緒にモバイルバッテリーを持ち歩く方が、以前に比べ増えています。しかし、個人向けスマホ用のモバイルバッテリーを持っている方はたくさんいらっしゃいますが、ビジネス用と言われると、どのような点に気を付けて選べばよいか分からない方も多いのではないでしょうか。そこで、現代ビジネスの必需品といえる、モバイルバッテリーの最新動向について紹介します。

1.電源難民になる可能性が減る

今やモバイルバッテリーは、スマホやタブレット、ノートPCを使うビジネスマンにとって必須ツールといえるでしょう。

モバイルバッテリーとは

「モバイルバッテリー」とは、スマホやタブレット、ノートPC、モバイルWi-Fiをはじめ、携帯ゲーム機や加熱式タバコなどの充電に利用できる、携帯式の予備電源のことです。特に、スマホの爆発的な普及により、通勤や通学、旅行や出張といった外出の際に、モバイルバッテリー持ち歩く方が増えています。スマホが人々のライフラインになったことにより、使えなくなるリスクを回避したいという方が非常に多く、モバイルバッテリーは必需品と化している状態です。

また、近年は地震や台風などによる自然災害による影響を想定し、万が一に備えライフラインであるスマホの電源をキープする目的で購入する方も多くなっています。さらに、『ポケモンGO』や『ドラゴンクエストウォーク』といった位置情報を活用したゲームの流行に伴い、屋外でスマホを継続的に使いたい方の購入も増加傾向にあるようです。

モバイルバッテリー

ビジネスシーンの必需品

スマホは一般人だけでなく、ビジネスマンにとっても必須ツールといえます。メールやメッセージのやり取りをはじめ、スケジュール・タスク管理においても欠かせないツールといえるでしょう。また、ノートPCやタブレットを業務で利用する方も多いので、それらを四六時中稼働させるためには、電源を常時確保しておくことが非常に重要です。特に、外出が多い営業職の方や、出張が多い方などは、確実に持っておきたいツールといえるでしょう。

2. 出張時にも大活躍

いつでも電源の供給が行えるオフィスとは異なり、外出が続く出張時には、電源を確保することがよりシビアになってきます。

長時間の外出時には必須

出張時は外出する時間が多くなることもあり、スマホやノートPCを利用する頻度がアップします。メール対応や資料作成といった業務だけでなく、電車やホテルの予約、出張先のグルメ情報の検索、移動中の飛行機や電車内での動画閲覧やゲームといった具合に、モバイルデバイスの稼働時間が飛躍的に多くなるのです。また、海外出張に行った際には、ネット検索の頻度やGPSの多用に加え、翻訳機能を使うシーンも増えるため、さらに稼働時間が増えることになります。そのため、普段より早くバッテリーを消費するので、いつでも充電可能なモバイルバッテリーを持っていると安心でしょう。

モバイルバッテリー

飛行機に乗る際には注意が必要

過去に機内でモバイルバッテリーが発火した航空事故が発生した経緯もあり、現在航空会社側のモバイルバッテリーの扱いが非常にシビアになっています。そのため、航空会社ごとに、以下のような持ち込み制限があります。

国内航空会社

機種名 容量制限:100Wh未満 容量制限:100Wh~160Wh未満
・日本航空(JAL)
・全日本空輸(ANA)
・ジェットスタージャパン
・スターフライヤー
・ソラシドエア
・AIRDO
・ピーチ
・バニラエア
OK OK(ただし、最大2個まで)
・スカイマーク OK(ただし、最大2個まで) OK(ただし、最大2個まで)

160Whを超えるモバイルバッテリーに関しては、機内への持ち込みも預け入れも禁止とされています。また、160Wh未満の容量のものであれば機内持ち込みが可能ですが、100~160Whの場合には2個までの個数制限があるため注意が必要です。

いっぽう、海外の航空会社では、以下のようになっています。

海外航空会社

  100Wh未満 100Wh~160Wh未満 160Wh以上
大韓航空 OK OK(2個まで。100Whのものも含めトータルで5個まで) NG
チャイナエアライン OK(航空会社の許可が必要) OK(2個まで。航空会社の許可が必要) NG
ユナイテッド航空
デルタ航空
OK OK(2個まで) NG
ジェットスター OK OK(2個まで) NG
エアアジア OK(2個まで) OK(2個まで) NG
シンガポール航空
エアカナダ
OK(20個まで。航空会社の許可が必要) OK(2個まで) NG
アメリカン航空 OK OK(2個まで) 要問い合わせ
エールフランス航空
KLMオランダ航空
OK OK(2個まで。航空会社の許可が必要) NG
ハワイアン航空 OK OK(2個まで) NG

ただし、同一の航空会社であっても発着する国によっては容量制限や規定が異なるケースもあるため、事前に航空会社のHPなどで確認しておくと安心でしょう。

出張で飛行機を利用する際、「モバイルバッテリーは重いのでスーツケースに入れていこう」という方がいらっしゃいますが、手荷物にしないと航空会社に呼び出される可能性が高くなりますので注意しましょう。

なお、中国の空港に関してはどの航空会社の場合でも、容量が100Whを超えるモバイルバッテリーの持ち込みは禁止されることが多いので注意が必要です。さらに、100Whを超えていないモバイルバッテリーであっても、デバイスに100Wh未満の表示がない場合はNGになるケースが多くなっており、最悪の場合、没収される可能性もありますので、中国に出張に行かれる方は気を付けましょう。

3. モバイルバッテリーを選ぶ際のポイント

最後に、まだモバイルバッテリーを持っていない方や、これから買い替え・買い足しを考えている方に向け、購入時のポイントを紹介します。

容量

モバイルバッテリーは、容量が大きければ大きいほど長時間の充電が可能になります。ただし、利用するデバイスにマッチした容量のモデルを選ぶことが必須です。たとえば、スマホであればiPhoneは2,000~3,000mAh、Androidで3,000~4,000mAh程度となっています。いっぽう、タブレットの場合には、iPadで6,000~10,000mAh、Androidタブレットでは5,000~8,000mAh程度です。また、ノートPCの場合には、10,000mAhを超えるものがほとんどであるため、大きな容量を備えたモバイルバッテリーが必要になります。

ただし、モバイルバッテリーを使用する際には、熱エネルギーのロスが発生するため、すべての容量分を使用できるわけではありません。そのため、だいたいの目安としては、メーカー表示容量の60~70%程度と考える必要があります。したがって、スマホを1~2回充電する程度であれば、10,000mAh以内のモバイルバッテリーでも十分ですが、タブレットやノートPCも一緒に充電したい方は、少なくても20,000mAh以上のものを購入しておくと安心でしょう。

機能

モバイルバッテリーでの充電は意外に時間がかかることが多いため、万が一の事態に備え、ビジネスユースであれば急速充電に対応したものを選ぶとよいでしょう。ただし、2A以上の出力に対応したモバイルバッテリーでは急速充電に対応しているものが多くなっていますが、充電するデバイスごとに急速充電の仕様が異なるケースがあるため注意が必要です。

また、ノートPCやゲーム機を充電したいという方は、AC(コンセント型)電源に対応したものもおすすめです。さらに、ワイヤレス充電に対応したスマホやタブレットの場合は、Qi規格対応のバッテリーという選択肢もあります。スマホやタブレット、PCなど複数のデバイスを同時に持ち歩く場合は、それぞれのデバイスに合わせたケーブルも必要です。利用シーンや用途に合わせて最適なものを購入するようにしましょう。

モバイルバッテリー

重さ・価格

ビジネスマンは持ち物が多いので、できれば軽いモバイルバッテリーを選ぶべきです。可能であれば、ご自分のスマホと同程度の重さである150g~300g程度のモバイルバッテリーが最適でしょう。ただし、容量が大きくなると重くなる傾向がありますので、充電したいデバイスによってはやや重くなっても仕方ないケースもあります。

また、モバイルバッテリーの価格も、容量や機能ごとに大きく異なります。そのため、1,000円以下で買えるものもある一方で、中には数万円するモデルもありますので、こちらもご自分のユースケースに合わせて見極める必要があるでしょう。

4. モバイルバッテリーはビジネスマンの必需品

今回は、モバイルバッテリーの最新動向について紹介しました。ビジネスユースのモバイルバッテリーは、一般用途に比べ検討するべきポイントが多くなります。そのため、どんな目的で利用するのか明確にしておくと、購入時の選択肢を絞り込めるでしょう。ビジネスで利用するスマホやノートPCは、仕事には必須のデバイスです。電源が無くなって仕事にならないようではビジネスマン失格です。まだ、モバイルバッテリーを持っていない方は、これを機会に購入を検討してみてください。

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