ビジネス出張にはタブレット端末がベスト!その理由をもう一度おさらいしてみます

2016/01/29
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ビジネスの出張におけるマストアイテムといえば、ノートパソコン。会社にいるときとほぼ同じ環境で、出張先でも仕事ができるという点では、これほど頼りになるものはありません。

しかし、出張時には結構荷物が多くなってしまうもの。ノートパソコン以外にも持っていかなければならないものはたくさんあります。できれば荷物は軽くしたい。でも、作業効率は落としたくない。そこで改めて見直したいのがタブレット端末。

たとえば営業職の場合、ノートパソコンで行う作業は、メールの送受信、Webの閲覧、各種SNSのチェック、Office文書の閲覧および簡単な編集、営業資料のチェックなどなど。ほとんどが、ノートパソコンほどのマシンパワーは不要の場合が多く、タブレット端末で用が足ります。

今回はノートパソコンとタブレット端末を比較し、タブレット端末にはどんなメリットがあるのか、おさらいを兼ねて考察していきます。

改めて考える、 タブレット端末のメリットとは?

まずひとつめが、「軽い」ということ。モバイルノートパソコンは、軽くてもだいたい1kg前後。しかし、タブレットPCならば10インチクラスでも600g前後。この差は、数字よりも体感的にかなり変わります。下にiPadやAndroidなどの代表的なモデルの重量をまとめてみました。明らかにタブレット端末が軽い、ということが見て取れます。

<タブレット端末の重量>
iPad Air 2(Wi-Fiモデル)…437g
iPad mini 4(Wi-Fiモデル)…298.8g
ASUS ZenPad 8.0 with ZenClutch…350g
YOGA Tab 3 10…655g
<モバイルPC、Macの重量>
MacBook…920g
MacBook Air 11インチ…1.08kg
VAIO S11…940g
Let’s Note RZ5…745g

次が、バッテリーです。ノートパソコンはバッテリー容量が大きいため、スペック上は10時間前後連続駆動すると謳っているものの、使用状況によってはその半分くらいしか駆動できないことは往々にしてあります。

一方タブレットPCは、10時間以上と謳われているものがほとんど。Androidタブレット端末のなかには、15時間以上の長時間連続駆動を誇るものも存在します。

また、ほとんどのタブレット端末が、mini-USBかLightningコネクタ経由で充電できるため、バッテリーパックなどを持ち歩く必要もありません。そして電源がとれないところでバッテリーがなくなった場合でもコンビニなどで購入したモバイルバッテリーを利用し、手軽に充電できるというのは大きな安心感につながります。

<タブレット端末のバッテリー持続時間>
iPad Air 2…最大10時間
iPad mini 4…最大10時間
ASUS ZenPad 8.0…最大8時間
YOGA Tab 3 10…最大18時間
<モバイルPC、Macのバッテリー持続時間>
MacBook…最大9時間
MacBook Air 11インチ…最大9時間
VAIO S11…約15時間
Let’s Note RZ5…約11時間

もうひとつが、LTEモデルが豊富にあること。ノートパソコンにもSIMカードスロットを備えたものが登場しはじめていますが、まだまだ少数派。タブレット端末ならば、SIMカードスロットを備えたものが数多く出ているため、たくさんの選択肢からご自身に最合ったマシンを選択できます。LTEモデルだと別途モバイルルーターを持ち運ぶ必要もなく、荷物が少なくなります。

タブレット端末の不満点を解消する手段

軽くてバッテリーの持ちがよく、インターネット接続も手軽にできる。タブレット端末は持ち運ぶにあたり。とても便利なデバイスです。しかし、メリットだけではなく、ノートパソコンと比べて機能的にマイナスな部分も存在します。3つほどポイントを挙げて解説していきます。

打鍵感がないキーボードで効率が下がる

ひとつめが、キーボード。特に、長文入力をする機会が多い人にとって、キーボードの有無はとても重要です。

タブレット端末での文字入力は、基本的に画面上に表示されるソフトウェアキーボードとなります。慣れてしまえばある程度高速な文字入力をおこなえる人もいますが、打鍵感などがない状態にいつまでも慣れない、という方は少なくありません。

結果的に、ノートパソコンの物理的なキーボードに比べると効率は下がるケースが多いようです。

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キーボードからの文字入力にこだわりたいのなら、外付けキーボードを使うことをオススメします。

近年は、さまざまなメーカーからタブレット端末での使用を想定した外付けキーボードが発売されています。タブレット端末と外付けキーボードの組み合わせは、ノートパソコンのような使い心地を実現。にもかかわらず、ノートパソコンほど荷物にはなりません。タブレット端末のメリットを活かしつつ、作業効率を大幅にアップできます。

また、キーボード選びの際には、極力現物に触れてみることをオススメします。大きな量販店では現物が置いてある店舗も少なくありません。ぜひ実際に手にとって試してみてください。

Officeの違いに戸惑うことも

ふたつめが、Office文書の閲覧や編集です。ビジネスシーンにおいて、WordやExcel、PowerPointといったMicrosoft Office文書はもはや標準ファイル形式といってもいいでしょう。

これらを扱うには、対応するアプリが必要です。最近では、マイクロソフトがiOS用、Android用のアプリを提供していますが、もちろん機能制限やインタフェース部分などは異なってきます。

簡単な編集作業であればほとんど問題はないかと思いますが、宿泊を伴う出張などで長時間利用する際には、インタフェース部分の違いは作業効率の低下は否めません。

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Officeを利用してスムーズに作業をおこないたい方にはWindowsタブレットの利用をオススメします。 パソコン用のMicrosoft Officeがそのまま使えるため、上記のような心配も不要。タブレット端末ながらパソコンと同じ環境下で作業をできる恩恵はハードに利用する場合は大きいのではないでしょうか。

多くないストレージ容量にどう対応するか

最後に気にしておきたいのが 、ストレージ容量です。タブレット端末の多くは、16GBや32GB、64GBといったストレージ容量しかありません。タブレット端末はノートパソコンように端末内にすべてのデータを格納する、という考えでは設計されていません。

そのため、外へ持ち出したい必要なデータをすべて持ち運べない、という事態はしばらく利用していくうちに直面する問題です。

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そのため、タブレット端末ではクラウドサービスの利用が前提となってきます。DropboxやGoogle Drive、One DriveやYahoo! ボックスなど有料、無料問わずサービスは数多く存在しますので、ご自身の状況に合わせてサービス選択をするとよいでしょう。

また、AndroidOS搭載のタブレット端末では、microSDカードスロットを備えているものが多くあるので、microSDで容量不足を解決することもできます。どうしてもクラウドには不安が、、という方はmicroSD対応のAndroidタブレット端末がオススメかもしれません。

まとめ

上記のように、タブレット端末はノートパソコンに変わる出張用マシンとして充分に使えるものであることはお分かりいただけたことでしょう。しかし、タブレット端末は完全にノートパソコンの代替である、ということでは決してありません。

iOSを搭載したiPadシリーズやAndroidを搭載したタブレット端末は、普段ノートパソコンで使っているアプリがそのまま使えるということはほとんどありません。Office文書の閲覧や編集ならば、Officeアプリの利用で解決できますが、インタフェースは別物という問題は残ります。互換性あるアプリはまだまだ多くなく、業務に使用する「マスト」のアプリが互換性には注意が必要です。

一方で、出張時に持ち歩くという前提で考えると、タブレット端末は大きすぎるくらいのメリットがあるのも事実です。ご自身の利用状況をしっかりと整理した上で、タブレット端末の検討も選択肢に入れてみてはいかがでしょうか。

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