何ヶ国語でもOK!インバウンド消費への多言語対応はタブレットさえあればいい

2016/03/29

小売業界にとって、インバウンド(訪日外国人)消費への多言語対策は切っても切り離せない存在になりました。 とはいえ、慌ててバイリンガル社員を入社させたり、いまから社内で語学教育したりしても時間だけがかかり、いまこの瞬間の海外旅行客を取り逃してしまいます。

タブレットによる多言語対応の5大メリット

看板、カタログ、メニュー表などを英語で併記している店舗はかなり増えました。その一方で、英語圏以外から来る観光客も多くなっています。 それでは、と紙面に中国語や韓国語を増やし始めると、ゴチャゴチャして誰も見たくないツールに成り下がってしまいます。

そこで活躍するのが、タブレットによる多言語対応インフォメーションです。 紙で案内していた商品やサービス(以下、商品)の情報をデータ化し、タブレット端末でひとまとめにすることで、多くのメリットが生まれます。

メリット1:言語ごとに分けたカタログやメニューをタブレット一台に集約できる

紙のカタログで多言語対応をしようとすると、各日本語の下に数カ国語を並べるか、言語別カタログを作成することになります。 コストが余計にかかるだけならまだしも、接客時にお客様の使用言語を尋ね、それに合わせたカタログを見せる販売員の手間とストレス、ピークタイムの販売ロスを考えると、本当に買い手と売り手にとって有意義なツールなのか、いまいちど検討の余地が出てきます。

一方、カタログをデータ化してタブレットに集約すれば、日本語、英語、中国語はもちろん、使用頻度が少ない言語のバージョンも収録可能。 接客時はお客様にタブレットの画面を見せ、自分の言語のタグをクリックしてもらえば、会話ができなくても商品案内が可能になります。

メリット2:動画で商品やサービスの案内ができる

商品案内を動画で見せられるのは、紙のカタログにはない、タブレットならではのメリットです。 使い方やアレンジ術など、パッケージされた商品を見ただけでは分かりにくい特長も、動画にすることでより明確に伝えられます。

メリット3:言葉がわからなくても指差し接客でOK

多言語対応の紙カタログを見て海外旅行客が質問をしてきた場合、外国語が離せない販売員は戸惑ってしまいます。 タブレットカタログにしておけば、商品案内だけでなく、それにまつわるQ&Aや配送地域情報、レートの計算までも各国語で収録可能。 販売員は指差しだけで諸外国のお客様に接客ができます。

メリット4:印刷コストがかからない

通常のカタログでも、印刷コストはシビアに検討するポイント。 外国語カタログとなれば日本語カタログよりも必要数が減るため、印刷をすると一部単価がファッション雑誌並みになってしまう可能性すらあります。

その点、タブレットカタログは印刷の必要がありません。
翻訳を発注するコストはかかりますが、それは紙もデジタルも同じことです。 データ化しておき、新商品が出たり誤字が発覚したりした際は、すぐに内容を更新。 いつでも最新カタログをお客様に提供できます。

メリット5:海外旅行客から「多言語対応ショップ」として口コミしてもらえる

私たちが海外旅行をするときと同じように、海外の人々も日本に来る前に日本の情報をリサーチし、SNSで情報交換をおこなった上で立ち寄る場所を決めています。 日本に来る前から「行きたい場所」として選ばれるためには、翻訳コストをかけてでも多言語対応を急ぎ、多国語で会話ができる店として認知してもらうことが大切です。

多言語対応カタログを導入したら、店頭の分かりやすい場所に“Available in English” (英語対応可)などと告知しましょう。

クラウド管理サービスをプラスすればタブレットの可能性がますます広がる

タブレットカタログが多言語への対応能力を飛躍的にアップしてくれる反面、言語の種類や掲載商品数などが増えれば増えるほど、比例してデータ量もかさみ、データの管理やタブレットへの配信も手間になります。 また店舗スタッフは忙しい上に複雑なITの操作をするのは難しいのが現実です。

そこで導入して欲しいのが、クラウド管理サービス。 情報を管理する側がサーバー経由で情報をタブレット端末に届けることで、現場のスタッフは必要な情報を常に最新の状態で使えるようになります。

特に4年連続シェアNO.1のHandbookを使えば、情報を配信するだけでなく、実際に使用する現場の声をフィードバックし、すぐさま改善できるメリットが生まれます。 これまでの接客会話事例を集め、販売スタッフ向け会話テストを実施したり、よく見られているページとそうでないページを比べ、ブラッシュアップする作業にも役立ちます。

どこの国のお客様であろうと、売上を左右する鍵は販売員の接客です。 タブレット端末による多言語対応は、売上アップだけでなく、外国語が苦手なスタッフも自信を持って接客ができる環境をももたらす、これからの小売業にマストなビジネスツールです。

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