閲覧記録機能およびテキストセクション機能の仕様変更について
9月25日より順次提供開始したHandbook 4 により、弊社では多くの機能追加と仕様の変更を行いました。
そのうちの一部の機能の挙動につきまして頂戴したフィードバックを受けて弊社内で検討をした結果、以下の2つの機能について再度仕様の見直しをすることといたしました。
本アップデートでは既存機能の挙動が変更されますので、以下の内容をご確認いただきますよう何卒よろしくお願いいたします。
閲覧記録機能
旧バージョン(3.0.23以前)では、Handbookコンテンツ(ブック・チャプタ・セクション)やユーザを削除しても、記録には残り続けるという仕様でした。
これが現行バージョン(4.0.0)で、コンテンツやユーザを削除すると、記録からも削除するという仕様に変更となりました。
変更理由は、高度な分析を必要としない利用者にとって、削除したコンテンツやユーザに関する履歴は有益でないと判断し、表示させないよう配慮したためです。
しかし、記録データをダウンロードするのは高度な利用を想定している方が多く、削除したコンテンツに関する記録も利用したいという要望がありました。
そこで、次バージョン(4.0.1)では、閲覧者操作記録のダウンロードではコンテンツを削除しても記録は残るという仕様に変更することにいたしました。
ただし、以下の点にご留意ください。
- ユーザを削除すると記録は消えます。これは記録を残す場合には、ユーザの無効化機能が利用可能であるためです。
- 統計機能は4.0.0と同じ仕様でアクティブなコンテンツだけが表示されます。これは統計機能はエントリーユーザ(初心者むけ)の簡易な分析を提供する機能であり、エントリーユーザにはアクティブな現存するコンテンツに対する統計情報だけを提供するほうが有益であると考えたからです。
テキストセクション機能
旧バージョン(3.0.24以前)の仕様
「スマホ向け」と「タブレット向け」の2つの編集枠が存在していました。
Handbook 3 当時のスマートフォンは性能も解像度も低かったためにスマホ用には解像度の低い画像などを送りこむ必要もあった上、スマートフォン用とタブレット用で、表示を切り分けたいというニーズもあったためです。
現行バージョン(4.0.0)の仕様
- 1つの編集枠だけをデフォルト表示
- 「スマホ向け」データを標準で表示
- 「タブレット向け」データは「HandbookStudio3.xで作成された内容の表示」をチェックすると表示
スマートフォンの高解像度化および高機能化により、スマホ用に解像度の低い画像などを送る必要性が薄れました。また、アカウント切替などでスマホ用とタブレット用を切り分ける運用も可能なので、1つの編集枠で十分ではないかと想定しました。
さらに、ほとんどのお客様はラベルの表記に関わらず、前面のタブに表示されていたスマホ向け表示枠に情報を入力していることが判明したので、お客様の混乱を減らすべく、旧スマホ向けデータを標準とすることにし、2つの編集枠間でのシステムによるコンテンツの変換はなくすことにしました。
次バージョン(4.0.1)の仕様
- 2つの編集枠をデフォルト表示(ただし、新規作成時は1つだけ)
- 旧「タブレット向け」データを標準の「テキストコンテンツ」として表示
- 旧「スマホ向け」を「低解像度端末向け」として編集枠に表示
- 「低解像度端末向け」から「テキストコンテンツ」への移行機能を搭載
これは、古い端末でご利用される場合などで低解像度での配信が必要があった上、2つのコンテンツの切り分けを要望されるお客様の声も当初の想定以上あったため、従来の仕様を保存する必要が生じたためです。
その上で、多くのお客様には解像度が高い状態で標準でお使いいただくために、新規作成では標準のテキストコンテンツのみとした上で、既存コンテンツの作成でも旧「タブレット向け」コンテンツを上に表示し、旧「スマホ向け」からコンテンツを移行する機能を搭載しました。
特に現在の「スマホ向け」表示でご不満がない場合には、コンテンツがあるそのままの編集枠を編集いただき、必要に応じて移行機能を利用して「テキストコンテンツ」への移行を進めていただければと存じます。
リリースについて
上記の仕様での開発準備を進めておりまして、12月上旬でのリリースを予定しております。