BYODにおけるクラウドサービスの可能性とは?

2014/01/30

BYODで懸念されるセキュリティ面での問題のひとつに、クラウドサービス利用時の情報漏えいが挙げられます。

こういった問題を解決するための企業向けクラウドサービスも増えていますが、今後クラウドはBYODのなかでどのように活用されていくのでしょうか?その可能性について考えます。

With the possibility of the cloud service in BYOD

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BYODでのクラウド利用の危険性

BYODは業務の効率を上げるために大変効果の高いものですが、その管理が十分になされていないと、情報漏えいなどのトラブルにつながる危険性をはらんでいます。具体的には、社員が業務に使用するデータをDropboxなどのクラウドストレージに保存し、その情報が漏えいするといったトラブルが考えられます。

BYODにセキュリティに不安のあるクラウドストレージが利用されてしまう背景には、企業側の準備不足や管理不足があります。つまり、情報を安全に管理できる仕組みを整えないままにBYODを導入、もしくは黙認状態としてしまったことで、安全管理が個々の責任に任せられてしまうという状況です。

社員は仕方なく個人で利用しているクラウドストレージを業務にも利用することになり、それがセキュリティリスクとなってしまうのです。

これは、たんにクラウドの利用を禁止することで解決する問題ではありません。生産性を高めることがBYODの目的である以上、スムーズなBYOD活用ができるようなシステムを整えることが企業には求められるのです。

広がるビジネス向けサービス

BYODにおいて安全にデータ管理をするための方法として、セキュリティが強化されたクラウドストレージの利用があります。

たとえばDropboxのビジネス向けプランでは、端末の紛失や盗難などのトラブルの際には遠隔操作で端末に保存されたデータを削除できたり、管理者がファイルの共有を管理できたりと、安全性と情報管理のしやすさが大幅に強化されています。

また、Dropbox型のファイル管理以外にも、安全にMCM(モバイルコンテンツ管理)を提供するサービスがあります。

Handbookもそういったサービスのひとつであり、スマートデバイスに特化することによって、たんなるファイル保管にとどまらない付加価値を実現しています。

タブレットなどのスマートデバイスで持ち歩くデータが、そのまま電子カタログや電子マニュアルとして活用できるので、営業ツールとしても活用できることが、ファイル共有型のサービスとの大きな違いでしょう。

社員任せにしない環境作りを

スマートデバイスが広く普及した今、BYODの安全性と利便性の両立は欠かせないものとなり、そのためのツール選びは企業にとって重要な課題となります。安全で使いやすいデータ管理がなされていれば、それだけ業務の効率も上がり、社員は情報漏えいなどのトラブルを心配することなく仕事に集中することができます。

このような環境づくりのためには、管理を社員任せにせず、企業としてしっかりと整備していくことが欠かせないこととなるのです。

参考

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