明星大学 学生インタビュー「学生スマートフォンへの宿題クイズ出題について」
明星大学人文学部人間社会学科 天野 徹 教授の「統計学の基礎」授業では、学生のスマートフォンを授業や宿題に活用しています。果たして学生にとってスマートフォンでの学習は有意義なのか、今回、天野教授及び、現在「統計学の基礎」を受講中の3名の学生さんにインタビューしました。
スマートフォン学習を始められた経緯
そんな折、東京工業大学で学生スマートフォンに宿題を出すことで、学生の積極性を引き出せたという成功事例を知り、同じやり方を取り入れました。「一番最初に満点を取った学生を特定して、問題の解説をお願いできる」という、Handbookの機能はとても魅力的で、これが活用の決め手になりました。 結果は良好でした。天野教授が作成した簡単な復習クイズをTAにHandbookで配信してもらったところ、多くの学生がゲーム感覚でクイズに取り組むようになりました。じっくりと考えてから解く学生もいれば、正解がわからない状況で何度も正解になるまで解く学生もいます。何度も解くうちに用語が頭に入ってだんだんに理解が進むので、わからずに解くのもそれはそれで意味があるといいます。出題問題は教科書のどこかに正解が記載されている問題ですが「教科書を読むよりゲーム性が高くなり、クリアしたい気持ちが湧くのだろう」と天野教授は語ります。今では学生からの質問も増え、学生とコミュニケーションをとる機会も増えて来ているとのことです。学生にスマートフォン学習について聞きました
そこで、実際に統計学を受講中の3名の学生さんに、スマートフォンを使った学習がどう感じられているのかインタビューしました。編集後記
スマートフォンへの宿題配信は学生さんから大変好評でした。確実に勉強時間が増えているようです。学生がスマートフォンを見ている時間の何割かを学習時間にできれば、日本の未来が変わるかもしれません。これを実現できる仕組みなのではとも感じさせる今回の取材でした。取材にご協力いただきました天野教授はじめ学生の皆様にはこの場を借りてご協力のお礼を申し上げます。
効果的なタブレット活用方法をご紹介
「通常授業でアクティブラーニングを実現!」についての説明はこちら
アクティブラーニングでのタブレット活用 成功事例
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東工大学の教授が語る「東京工業大学電気電子工学科での多人数教室でのアクティブラーニングの試み」
東京工業大学 電気電子工学科千葉明教授が、2014年4月より「Handbook」を利用して大教室でのアクティブラーニングを試行、そのプロセス及び成果をまとめたレポートです。
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