【2015年春】初めてタブレットを買う方のための失敗しないタブレット選び3つのポイント

ビジネスに適したタブレットはどちら?【2015冬】iPad vs Surface Pro徹底比較!
2015/06/18

内閣府の調査によると、2015年3月末現在、日本国内でのタブレット普及率は全世帯数の3割弱。

公私ともに使いこなしているという方も少なくありません。しかしその一方で、買いたいと思っているがどんな機種がいいのかわからず、購入に踏み切れないという方も。

私たちインフォテリアではビジネスの現場で 「ビジネスで使用するのにベストなiPadはどれか?〜5機種のiPadを徹底比較」「ビジネスに適したタブレットはどちら? iPad vs Surface Pro徹底比較!」 などの比較資料を提供しています。

そこで今回は、これからタブレットを購入される方のために、選び方のポイントを3つご紹介します。

ビギナーの方必見!タブレット選び3つのポイント

【選び方のポイント1】どのOSを選ぶか

タブレットのOSには、Android、iOS、Windowsの3つがあります。それぞれのOSの特徴について簡単にまとめました。

Android iOS Windows
開発元企業 Google Inc. Apple Inc. Microsoft Corporation
アプリストア Google Play App Store Windows Store
ストア登録
アプリ数
143万本 121万本 20万本
デバイスの
バリエーション
国内外のメーカーから価格、大きさ、スペックともにさまざまなバリエーションのタブレットが各社から出ている アップル社のみがデバイスを提供しているモデルのためiPad、iPad mini、iPad Airと各バージョンのみとなる マイクロソフト社の方針変更やWindows10リリースに伴い、今後さまざまなバリエーションが出てくると予測されている
アプリの安全性 セキュリティの懸念があったが、事前審査制度導入により、今後信頼性もより高まると予想される ストアで事前審査済を通過したもののみが提供されるため、信頼性が高い傾向にある 原則、PCと同じOSのため、同じようなセキュリティ対策や判断が必要となる

Android

Androidは、Google社が提供しているOSです。公式アプリストアはGoogle Play。Google Playに登録されているアプリの数は約143万本です(2014年のデータによる)。Google Play以外のサイトで配布されている「野良アプリ」と呼ばれるアプリも多数あり、アプリの数ではiOS、Windowsを大きく凌駕します。

一方で、アプリのセキュリティ部分に関する問題は以前から多く見受けられ、個人情報を始めとした重要な情報を抜き取られ悪用されるケースも散見されています。そういった状況を受け、Google Playでは2015年3月より事前審査を、さらに、2015年5月には新レーティング制度を導入しました。これからはセキュリティにより配慮していくことが予想され、今後の展開に期待が高まります。

iOS

iOSは、Apple社が提供しているOSです。iOS搭載タブレットは、今のところiPadのみ。アプリは公式アプリストアApp Storeからしかダウンロードできません。App Storeの登録アプリ数は約121万本(2014年のデータによる)で、Google Playに匹敵する数を誇ります。

App Storeで公開されているアプリはすべて、Apple社による事前審査を受け、クリアしています。そのため、アプリのセキュリティはある程度保証されているのが特徴です。 ※セキュリティに関するリスクがゼロであるとは言い切れません。

Windows

Windowsは、Microsoft社が提供しているOS。アプリは公式アプリストアWindows Storeからダウンロードします。Windows Store登録アプリ数は2015年に入って20万本を突破。AndroidやiOSに比べるとまだまだ少ないのが現状ですが、徐々に増加しつつあります。この傾向は、今後、Windows10のリリースやSurfacePro3などの新機種の登場によりさらに加速しているのではと考えられています。

Windowsタブレットの発売はAndroidやiOSなどと比較すると遅かったこともあり、機種のバリエーションはそれほど多くありません。しかし、Microsoft Officeなどビジネスでお馴染みのソフトやアプリがそのまま使えるなどのメリットが注目され、最近は機種のバリエーションも増えてきています。

※Windows RTについては一部機能が制限されています。

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OSを選ぶときは、活用したいアプリや、既に所持しているアカウント、たとえばGoogleアカウントやAppleID、Microsoftアカウントなどとの連携のしやすさを考えるとよいでしょう。

また、Microsoft Officeなどパソコンで使っているソフトをそのままタブレットでも使いたいという人は、Windowsを選択するのも考え方のひとつ。モバイル用OSであるAndroidやiOSと違い、Windowsはパソコン版Windowsとほとんど同じ環境で使うことができるからです。

【選び方のポイント2】どの大きさの画面を選ぶか

タブレットの画面の大きさを簡単に分けると、8インチ程度のやや小型のものと、10~11インチ程度のやや大型のものにわかれます。

画面の大きさ 8~9インチ 10~11インチ
開発元企業 片手でも楽に持てる大きさ。気軽に持ち出し、立ったままでも片手で操作ができる 画像や動画を大画面で楽し、外付けキーボードを使ってのファイル作成が楽におこなえる

8インチ程度の大きさ

片手でも持てる大きさ・軽さが魅力。気軽に持ち出して、外出先や移動中の電車の中などでインターネットを閲覧したり、メールをチェックしたり、電子書籍などを読んだりするときに便利です。

10~11インチ程度の大きさ

画面の大きさを活かし、画像・動画を見るのに特に適しています。出先で写真や動画を見ることが多い人であれば、このサイズを選ぶとよいでしょう。また、外付けキーボードを接続して文書ファイルを作成することなども、画面が大きいため比較的ストレスなく行うことができます。

用途によって適した大きさは変わります。タブレットで何をしたいのかを考え、それに合わせて選ぶのが基本の選び方。迷ったときは、店頭で実物を見て実際に持つなどして、自らの手で触って、扱いやすいと感じたものを選ぶのもひとつの方法です。

【選び方のポイント3】キャリア?Wi-Fi?通信回線をどうするか

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タブレットを使用してインターネットに接続するには、タブレット本体から直接携帯電話会社などの通信回線に接続する方法と、スマートフォンのテザリング機能や公衆無線LAN、自宅の無線LANなど既存のWi-Fi回線を経由して通信回線に接続する方法があります。

接続方法 タブレット本体から接続 テザリングやルーターを使用して接続
メリット 本体をたちあげたらすぐに通信できる タブレット分の通信料は不要。
既存の回線の料金だけで利用できる
デメリット タブレットとスマートフォン
2回線分の通信料が毎月必要
通信時にはいちいち接続する操作が必要。
スマートフォンのバッテリーが切れるとインターネットに接続できない

タブレット本体から直接接続する場合

携帯電話のキャリアで通信回線契約込みの本体を購入するか、SIMフリーの本体を量販店などで購入し、別途通信会社で契約したSIMカードをそれに差し込むか、いずれかの方法で接続します。

タブレット単体でもインターネットができるため、バッグから出してすぐ通信できることや、スマートフォンなどのバッテリーが切れても通信ができることがメリット。携帯電話キャリアで購入する場合は、本体価格を月々の利用料金に上乗せして支払うこともできます。

デメリットは、毎月タブレット分のインターネット使用料金を支払わなくてはいけないこと。すでに自宅にインターネット回線を引き、さらにスマートフォンも利用している人だと、合計3回線分も使用料金を支払わなければいけません。

既存の回線を利用する場合

スマートフォンのテザリング機能や公衆無線LAN、自宅の無線LANなど既存の回線を利用して接続する場合、あらたな使用料がかからないことが大きなメリット。無線LANが使える場所を中心に使用する場合や、テザリングができるスマートフォンを持っている場合であれば、既存の回線を利用する方法を選んだほうがよいでしょう。

デメリットは、スマートフォンでテザリングを行う場合、スマートフォンとタブレットの2台分のデータ通信量がかかってくること。ほとんどのスマートフォンには、毎月のデータ通信の使用料に上限があります。頻繁にインターネット通信を行う場合や、特に動画を視聴することが多い場合はデータ通信量が多くなるため、この上限に達しやすくなり、通信制限を受けるといった思わぬアクシデントが発生することもあるので注意が必要です。

通信制限を受けないためには、こまめにスマートフォンのアプリでデータ通信量を確認したり、スマートフォンのテザリングと自宅の無線LANを上手く使い分けたりなどの工夫が必要です。このような工夫を面倒に感じる方には不向きの方法かもしれません。

既存回線を利用する場合、うまく公衆無線LANを利用すると、外での活用の幅が広がります。しかしながら、セキュリティリスクをよく把握した上で活用をすることが思わぬ被害に合わない最善となります。タブレット活用ブログでも 「公衆無線LANで安全にタブレットを使うために気をつけたい2つのポイント」として要所をまとめていますので、検討の際にご一読ください。

また、タブレット活用ブログではビジネス利用の視点でのWindows、Android、iOSの各タブレットごとに特長をまとめたページもあります。 こちらも合わせてぜひ、ご一読の上、自社に最適な一台を選択ください。

iOSタブレットの特長

Windowsタブレットの特長

Androidタブレットの特長

まとめ

タブレットを購入するときには、まず、どんな場所で、どんな風に使いたいかを具体的にイメージすることが大事です。 たとえば、通勤途中や移動時間に電車の中でも気軽に使いたいなら、小さな画面のものがおすすめ。仕事で使っているパソコン同様に使いたいのであれば、Windows用のソフトが使えるWindowsタブレット。大きめの画面のものを選び、外付けキーボードも合わせて揃えると、ノートパソコン感覚で使えて便利です。 また、ご自身の既に利用している環境を元に選択をする、という考え方もあります。iPhoneを使っている人なら、iPadだとiCloudを利用した、アプリやデータの連携が簡単に行えるなど、非常に便利です。同様に、Androidのスマートフォンを持っている人ならAndroidというように、既に使い慣れているOSだと違和感なく利用することができるでしょう。 ぜひ、ご自身のライフスタイルや性格に合った一台を選択し、快適なタブレットライフを満喫してください。

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