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名古屋文理大学、iPad教材コンテンツ配信にHandbook3を採用し新学習スタイルを実現

教員と学生のリアルタイムコミュニケーションで教育効果検証が可能に

名古屋文理大学は2011年度の情報メディア学科の新入生全員にiPad 2を配布。同時に教材コンテンツの管理にインフォテリアの「Handbook」を採用した。決め手は、コンテンツ配信が容易な上に、学生の理解度を確認できる試験機能や、授業の評価を短時間でフィードバックできるアンケート機能など、Handbookならではの使い勝手の良さだった。

Point

Handbookの学習利用について学生の94.1%が良かったと肯定的な評価
オフライン時でも利用できるので、自宅や通学途中などでも学習可能に
試験、アンケートで学生の理解度や評価を短時間で確認できる理想の授業を実現
名古屋文理大学:Handbookコンテンツ
新入生が大学生活を送るために必要な知識を記した冊子「名古屋文理大学ワークブック」をHandbookから配信しiPad 2で閲覧。利便性の向上と利用促進を実現。

iPad用の教材コンテンツ管理に簡単に情報管理ができるHandbookを選択

名古屋文理大学は、2009年より情報文化部情報メディア学科がiPhoneを利用したアプリ開発に取り組み、日本上陸前からiPadの情報も収集して産学連携のアプリ開発プロジェクトを進めるなど、情報端末の教育への応用を他の大学に先駆けて検討してきた。

また、2010年から「iPad教育利用研究会」を発足させ、授業や自習用のe-LearningツールとしてiPadの本格導入を目指し、2011年度入学の情報メディア学科の新入生全員にiPad 2を配布。この取り組みは、日本初の事例として各方面から多くの注目を集めた。

iPad 2を配布するにあたり同研究会で指摘されたのは、大学の教育現場で教員や学生が端末の複雑な機能を使いこなせるのかといった問題だった。教材や試験問題を提示するのみならず、学生からもレスポンスを返し、それを一括して管理するためには、教材などのコンテンツを製作・管理・配信するLCMS(Learning ContentsManagement System)などの専用ツールが不可欠とされた。

しかし、LCMSは複雑だが運用できるのか、また授業に本当に必要な機能が備わっているのかなど、心配される点もあった。 そこで、さまざまな製品を比較検討した結果、インフォテリアのiPhone/iPad/Android向けSaaS型コンテンツ配信・共有サービス「Handbook」が選定された。

アンケートや試験機能で大学での理想の授業が可能に

名古屋文理大学 iPad 無償配布による効果(学生意識調査) 出典:名古屋文理大学
LCMS(Handbook)の学習利用 iPadはもっと多くの授業で使いたいは良かった
試験の機能で学生の理解度を確認し、アンケート機能で授業の評価を短時間でフィードバックできるなど、私たちが理想とする授業の構成が可能になると考えました

と語る。

学内の無線LANから利用できるだけではなく、自宅や通学途中などオフライン時でも利用できるので、当大学の教育目的にたいへん適しているという評価を行いました(長谷川教授)

また、研究会のとりまとめを担当した情報文化学部 情報メディア学科の本多一彦教授は、

他のサービスおよび製品では具体的な活用シーンが思い描けませんでしたが、Handbookは30日間の無料試用期間があったおかげで、具体的な活用方法や使い方のコツなどをつかむことができました

と振り返る。

同大学では、新入生が大学生活を送るために必要な情報を記した冊子「名古屋文理大学ワークブック」を配布しているが、これも普段から携帯しているiPad 2からHandbookで閲覧できるようにしたことで、ワークブックの利便性が向上し利用が促進されたという。

Handbookの学習利用94.1%が肯定的な意見

長谷川教授らは、iPadの教育効果を検証するため、配布対象となった学生95人にHandbookを利用してアンケートを実施 した。それによると、「LCMS(Handbook)の学習利用は良かった」とする回答が94.1%(“そう思う”、“まあそう思う”の合計/有効回答数 n=34)となり、いつでも・どこでも学習コンテンツが利用できるHandbookをほとんどの学生が肯定的に捉えていることがわかった。また、「iPadで資料が配付されるのは便利」(89.6%/n=67)、「iPadはもっと多くの授業で使いたい」(91.7%/n=36)という結果も得られたという。「アンケートや試験結果を教員側で授業毎に出力できるようになれば、さらに便利になるでしょう」という本多教授は、講義テキストのPDF版に注釈やコメントを加えることができる機能を解説に利用するなど、Handbookの新たな可能性を模索している。

教育効果の本格的な検証はこれからという長谷川教授は、Handbookを教育に最適なプラットフォームとして開発し、低価格で提供するインフォテリアの真摯な姿勢も高く評価する。

そうした学びのためのシステムを発展させていく活動に多くの可能性があると考えています(長谷川教授)

*このページに記載された情報は2011年10月現在のものです。

 

本事例紹介のPDFダウンロードはこちらからどうぞ。

名古屋文理大学 情報文化学部 情報メディア学科 学部長 学科長(兼任)教授 博士(情報科学)長谷川 聡 氏
名古屋文理大学
情報文化学部
情報メディア学科
学部長 学科長(兼任)
教授 博士(情報科学)
長谷川 聡 氏
(はせがわ さとし)
名古屋文理大学 情報文化学部 情報メディア学科 教授 博士(理学)本多 一彦 氏
名古屋文理大学
情報文化学部
情報メディア学科
教授
博士(理学)
本多 一彦 氏
(ほんだ かずひこ)
名古屋文理大学
所在地: 〒492-8520
愛知県稲沢市稲沢町前田365
大学概要: 1956年に厚生大臣指定の栄養士養成施設である名古屋栄養専門学院として開学。
名古屋栄養短期大学、名古屋文理短期大学を経て名古屋文理大学として2011年で学園55周年を迎える。
「食」「栄養」に加え、1986年より「情報」分野にも教育・研究領域を広げる。
学生数: 840名(2011年5月1日現在)
導入時期: 2010年5月
U R L: http://www.nagoya-bunri.ac.jp/
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