持ち歩くならどっち? タブレット&スマホの2台持ちかファブレットか

2015/06/03

画面サイズが5インチ以上の大型のスマートフォン「ファブレット」。小型のタブレットとほとんど変わらない大きさをしていることから、ファブレット1台でスマートフォンとタブレットの2役を兼ねることができるのではと思う方もいらっしゃることでしょう。そこでここでは、ファブレットとタブレット&スマートフォンの2台持ちを業務用として導入する場合のメリット・デメリットについて「持ち歩きやすさ」という視点から考えてみます。

タブレット&スマホの2台持ちかファブレットか

1.バッテリー残量管理のしやすさ

タブレットとスマートフォンの2台を持ち歩く場合は、バッテリーの残量を2台分管理しなければいけません。うっかり片方の充電を忘れてしまうと、出先でタブレットもしくはスマートフォンどちらかのバッテリー残量が厳しくなってしまう、ということも。特にスマートフォンでテザリングを行う場合はバッテリーの消耗が激しくなる場合があるので、万一に備えてモバイルバッテリーを持ち歩いたほうが安心かもしれません。一方、ファブレットだけを持ち歩く場合は、ファブレットの充電だけを管理しておけばいいので、比較的楽にバッテリーの残量管理ができます。

2.重さ

タブレットの重さ

ファブレット1台の重さは、140~180g前後。 タブレットは1台400~500g程度の機種が多く(画面サイズ10.1インチを想定)、これにスマートフォンも加わることを考えると、ファブレット1台だけを持つほうが軽く持ち運べます。

3.インターネットへの接続コスト

タブレットとスマートフォンの2台持ちの場合、インターネットへの接続方法は2つあります。1つは、スマートフォンのテザリングを利用する方法で、もう1つは、1台ごとに通信回線契約をする方法です。後者の方法をとると2回線分のコストがかかりますが、前者の方法をとればスマートフォン1台分の回線契約ですむので、通信コストは低く抑えられます。
一方、ファブレットの場合、通信回線契約は1つだけですみ、コストも低く抑えることができます。

4.画面の見やすさ

5インチ以上の大きさの画面であれば、メールやグループウェアに保存した文書の閲覧、社内SNSへのアクセスなど、情報を閲覧する、検索するといった作業は特に不自由さを感じることなく行うことができます。

しかし、大きな画像や複数の画像を閲覧したり、文書ファイルを編集したりするとなると、10~11インチ程度の画面の大きさがあったほうが安心。また、画面が大きくなると、複数人で同時に画面を見ることも容易になり、顧客と一緒に画面を見ながら商品説明をすることなども楽にできます。

このことから、画面の見やすさという点では、タブレットのほうがメリットは大きいと考えていいでしょう。特に顧客に画像や動画を見せながら説明することが多い部門では、タブレットを使用したほうが効果的です。

5.音声通話のしやすさ

2014年に行われたある調査によると、画面サイズ5インチ以上のスマートフォン(ファブレット)ユーザーは「指が届きにくい」「通話時に持ちにくい」などの不便さを感じる傾向がありました。そのためか「次に機種変更するときには、画面サイズが小さめの機種を選ぶ」と答えた人の割合は66.7%にものぼっています。
このことから、電話として使用する場合、ファブレットは使いにくさを感じる人が多いということがわかります。電話をかける、あるいは受ける機会が多いのであれば、スマートフォンを使用したほうが使いやすいでしょう。

最後に、ここまでの話を簡単に表にまとめます。

  ファブレット タブレット

スマートフォン
バッテリー残量管理
2台分のバッテリー残量を
チェックする必要あり
重さ
インターネット
接続コスト

場合によっては2台分の
接続コストが必要
画面の見やすさ
画像や動画も
楽に見られる
音声通話の
しやすさ


人によっては
持ちにくさを感じることも

ファブレットとタブレット&スマートフォンの2台持ちは、それぞれメリット・デメリットがあります。連絡はメール中心、ひとりで画面を見ることが多い部門に導入するのであればファブレットを、連絡は電話中心、大勢で画面を見ることが多い部門に導入するのであれば大画面のタブレットとスマートフォンをというように、それぞれのメリットを活かせるような使い分けをするとよいでしょう。

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